「資産の保護措置」部会 -平成24年度活動- 

部会内に史跡指定及び文化的景観に関する外部の専門家をメンバーとした「資産の保護措置」検討会を新たに設置し、四国4県の統一的な保護手法の検討を行っている。

■ 平成24年8月9日(木)~10日(金) 第1回「資産の保護措置」検討会

現地視察  白峯寺(香川県坂出市青海町)

会議  これまでの保護措置の考え方、今後のスケジュール等について検討(香川県庁内会議室)

 

■ 平成24年12月20日(木)~21日(金) 第2回「資産の保護措置」検討会

現地視察  徳島県海部郡美波町、牟岐町

会議  日和佐公民館(美波町) 徳島県美波町桜町商店街と日和佐漁港、重要文化的景観候補地等について検討

 

「資産の保護措置」部会 -部会設立-  [2011.08.04]

四国遍路の構成資産である札所寺院と遍路道の保護措置(史跡指定)に向けては、四国遍路世界遺産登録推進4県協議会内の文化財部会において、保護措置の考え方や手法について検討し、その検討結果を基に各県において具体的な取り組みを行ってきた。

こうした検討を深化させ、具体的な取り組みを円滑に進めるため、部会構成員間の連絡調整を行う「資産の保護措置」部会を、予定構成員による書面承認により、平成23年8月4日に設立した。

書面付議では、「資産の保護措置」部会の設置について、「資産の保護措置」部会長について、「資産の保護措置」部会運営規程についての3議案が諮られ、3議案とも承認された。

○「資産の保護措置」部会の設置について

趣旨説明
「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会では、諸課題を解決するための実質的な事業を実施するため、「普遍的価値の証明」、「資産の保護措置」、「受入態勢の整備」、「お接待文化の継承」、「普及啓発」の各部会を設置することとしている。

 このうち、「普遍的価値の証明」部会は平成22年9月に、「普及啓発」部会は平成22年12月にそれぞれ設立され、すでに活動を開始している。また、「受入態勢の整備」部会についても、現在、四国地方整備局を中心に設立準備が進められている。

  このような状況を踏まえ、「資産の保護措置」部会についても、早急に設置し、構成資産及び緩衝地帯の保護措置の実現に向けて、四国遍路の保存・継承のために相応しい保護手法等の検討を行うとともに、保護措置を円滑に進めるための部会構成員間の連絡調整を行う必要があることから、「資産の保護措置」部会の設置を提案する。

  1. 組織
    「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会構成員で資産の保護措置の取り組みに関係する以下の機関・団体で構成する。

各県・市町村(4県57市町村)
徳島県、徳島市、鳴門市、小松島市、阿南市、吉野川市、阿波市、三好市、勝浦町、神山町、牟岐町、美波町、海陽町、板野町、上板町
香川県、高松市、丸亀市、坂出市、善通寺市、観音寺市、さぬき市、東かがわ市、三豊市、宇多津町、多度津町
愛媛県、松山市、今治市、宇和島市、新居浜市、西条市、大洲市、四国中央市、西予市、久万高原町、砥部町、内子町、愛南町
高知県、高知市、室戸市、安芸市、南国市、土佐市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、香南市、香美市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、芸西村、中土佐町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町

団体(1団体)
四国八十八ヶ所霊場会

  1. 部会活動
    今後の今後の方向性の検討や構成員間の情報共有を図る。また、部会には、「資産の保護措置」検討会を設置し、具体的な検討を行う。

○「資産の保護措置」部会長について
部会長:香川県政策部長 西原 義一氏
副部会長 :四国八十八ヶ所霊場会長 坂井 智宏氏(第26番札所金剛頂寺住職)

○部会運営規程について
「「四国八十八箇所霊場と遍路道」の構成資産及び緩衝地帯に対する保護措置の実現に向けた、四国遍路の保存・継承のために相応しい保護手法等の検討を行うとともに、保護措置を円滑に進めるための部会構成員間の連絡調整を行う」ことを事業内容とした運営規程を制定した。

(参考) 「資産の保護措置に係る今までの取り組み

 四国遍路世界遺産登録推進4県協議会の文化財部会は、平成19年に世界遺産暫定一覧表記載資産候補として国に提案した「四国八十八箇所霊場と遍路道」の調査・審議結果として、平成20年に国から示された課題の一つである「資産の保護措置が不十分であること」を解決するため、文化庁とともに四国遍路の構成資産である札所寺院と遍路道の指定・選定に向けての保護措置の考え方や手法について検討してきた。

  この検討を基に、各県では札所寺院や遍路道の指定を目指し、札所寺院では所蔵文化財の調査や発掘調査、測量などの詳細調査を、遍路道では「歴史の道」整備活用総合計画の策定や測量などの具体的な取組を実施した。
その結果、平成22年8月に、徳島県において第20番札所鶴林寺ならびに第21番札所太龍寺周辺の遍路道が史跡に指定された。