推進協議会 -設立総会-  [2010.03.16]

設立総会平成22年3月16日(火)、高松サンポートのかがわ国際会議場において、四国八十八箇所霊場と遍路道の世界遺産登録を目指す「『四国八十八箇所霊場と遍路道』世界遺産登録推進協議会」の設立総会が開催された。

同協議会は、四国4県知事が発起人となり設立され、遍路道が通る市町村、国の出先機関、大学、八十八ケ所霊場会、経済団体、NPOなど85団体で構成される官民一体の組織である。四国遍路の普遍的価値の証明、構成する資産の保護措置、受入態勢の整備、お接待文化の継承、普及啓発などの取組みを、構成員が分担・連携して進め、世界遺産登録を目指す。

設立総会では、設立趣旨の説明や規約の承認を行った後、協議会会長に常盤四国経済連合会会長を、副会長に4県知事を選出し、それぞれ就任いただいた。その後、出席者による意見交換を行い、各県知事から、世界遺産登録への取組みは「四国は一つ」となったプロジェクトとして大きな意義があるとの思いが語られたほか、構成員から四国遍路文化の保存と継承に向けた今までの活動状況や世界遺産登録に向けた課題などについて報告・発言があった。

(設立趣旨)

四国遍路は、四国一円に展開する弘法大師空海ゆかりの八十八箇所の札所霊場を巡る、全長1,400kmに及ぶ壮大な巡礼である。
また、地域と一体となった遍路文化が千年を超えて受け継がれる中で形成され、弘法大師信仰に基づき、今なお、多くの人々が歩き続ける生きた資産でもある。
札所霊場を巡る人々は、「お接待」と呼ばれる地域の人々のもてなしなど有形・無形の様々な支援を受け、時代時代の地域社会に受け入れられてきた。長い歴史を刻む中で、札所霊場を巡る人々を取り巻く社会環境は大きく変化してきたが、札所霊場や遍路道沿いには、遍路を支えてきた地域の各時代の景観が今も残っている。

このように、四国遍路はまさに世界遺産登録基準にある「生きている伝統」であり、地域と共存し、継承されてきた世界に誇る日本の代表的な文化資産である。
この生きた文化資産である四国遍路を後世へ確実に保存・継承するためには、構成する資産を保護・保存するとともに、その文化的価値を国内外に向けて発信し、四国遍路文化への理解を深めることが重要である。
「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録を目指すことは、まさに四国に生きる私達に課された緊要な課題である。

これまで多様な主体が四国遍路文化の保存・継承に向けた活動を行っている。こうした取組みをより確かなものにし、世界遺産登録に向けて四国が一体となって取り組むため、総合的な推進体制である「『四国八十八箇所霊場と遍路道』世界遺産登録推進協議会」を設立するものである。

平成22年3月16日

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